「第3号基地爆雷発射します」
「続いて第7号基地発射」
「2発ヤマトに命中」
「ヤマト0時の方向に旋回します」
「第6号基地迎撃せよ」
「左舷に命中」
「第6号基地全弾発射します」
「手ぬるい。敵はヤマトだ。本土決戦なのだ。撃って撃って撃ちまくれ。ヤマトの頭上を火の海にしろ」
「【全弾発射】が手ぬるいと言われたら、それ以上の攻撃はあるのだろうか」
「さあ」
「既にデスラーは狂っていたのではないか」
「ひぃ~」
「少なくとも1つ分かったことがある」
「それはなんだい?」
「デスラーはヤマトの頭上の火の海にすることにこだわっている。ヤマトを酸の海に沈めたがっているからだ」
「うん」
「ところが部下の報告は命中ばかり」
「えっ?」
「部下の意識はヤマトへの命中に傾いている。だが爆雷だけではヤマトにとどめを刺すことはできない(by ドメル)」
「つまりなんだい?」
「部下の振る舞いは手ぬるいんだよ。ヤマトの頭上を火の海にして酸の海に降りるしか無くなれば勝てる。しかし、部下は命中にばかりこだわってヤマトに逃げ道を与え続けている。そこが全弾発射しているにも関わらず手ぬるいと叱責される要因だな」